縄文杉

屋久島の屋久杉の中で最も大きく最も年を重ねているとされている縄文杉は、樹齢2170年から7200年、幹幅16,4メートルと圧倒的存在感を誇っています。これほどの木ですので、拝むまでにはやはり往復8時間以上の登山が必要になります。途中険しい登山道もありますので、事前準備はしっかりとして登山に臨んで下さい。約11キロメートルの道のりですが、縄文杉に辿り着く途中にも樹齢2000年の爺杉、浮き上がった根が大きな空洞になっているウィルソン株、渓流の上空に架かる橋など見所がたくさんあります。また登山道はトロッコ道と呼ばれる荷物を運搬する車両が通っていた道なので、古い線路を辿るような冒険心をくすぐられるものになっています。縄文杉の樹齢がなぜ2170年から7200年と広範囲で定まっていないかというと、周囲の杉との比較で樹齢7200年と推定したものの、複数の木がくっついて1本になった説が生まれその後やはり1本の木であると判明するなど、謎に包まれている部分がまだまだ多いためです。気になるところではありますが、そんなところもますます神秘的に感じてしまいますね。

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白谷雲水峡

屋久島は「月のうち、三十五日は雨」という言葉があるほど雨が多く降ります。白谷雲水峡はその恩恵を十二分に受けて、マイナスイオンと潤いに満ちた空間になっています。苔むした屋久杉は神々しさが増し、原始の森へと誘ってくれます。登山中は湿地と沢が多く、勢い良く水の流れる音を響かせる滝「飛流おとし」は迫力満点です。また、根が三本に分かれている三本足杉、肩車をしているような形のびびんこ杉などおもしろい形の杉が生えています。足元に目を向けると切り株などに苔が生息していますが、種類はなんと600種類以上と言われています。登り切って景色を眺めることが目標ですが、是非道中も楽しみながら登山してみて下さい。ヤクザルやヤクシカなど野生の動物に出会えることもあります。

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宮之浦岳

屋久島、そして九州最高峰の標高1936メートルの宮之浦岳は、山頂までに森、湿地、岩場と屋久島の自然を凝縮した道のりを味わうことが出来ます。縄文杉を見るよりも険しい登山になりますが、その達成感は格別と言えるでしょう。登山は標高1370メートルの淀川登山口から出発しますが、登るのに5時間半ほどかかるので山小屋での宿泊がおすすめです。見どころがたくさんあるので、堪能しながらじっくりと登ってみて下さい。山の入り口淀川は、よどごうと読みます。流れは穏やかで、水面は森の木々を鏡のように映し、夏は濃い緑に、秋には紅葉やカエデが色づき赤で彩れます。川と深い森を抜けたら、花之江河というミズゴケが一帯に生息している湿原が広がっています。苔の他にも高山植物が多く生息していて、初夏にはヤクシマシャクナゲが咲き乱れます。湿原の次は、いよいよ本格的な山岳地帯になります。標高1711メートルの高盤岳、標高1867メートルの栗生岳を越えると宮之浦岳が待っています。山頂からは森だけでなく島を囲む海も一望出来るので、屋久島全てを見下ろしているような絶景です。登山は事前準備、コースや天候の確認を怠らないようにしましょう。また、岩場や滑りやすい道もありますので、普段から足腰を鍛えておくといいですね。怪我の内容十分に気をつけて屋久島の自然を満喫して下さい。

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